クローン病が発覚するまでに私の体に起こった5つの症状

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今回はもう10年近く昔の話にはなりますが、私のクローン病が発覚したときのことを思い出しながら書いていきたいと思います。現在体調のすぐれない方、ひょっとしたらクローン病を患っているんじゃないかという疑いをもたれている方は、是非みずからの症状や環境と照らし合わせながら読んでください。

 

 

クローン病の前兆だったと思われる5つの症状

私にクローン病が発覚する1、2年前から私の体には異変が起きていました。それらの症状は、しばらくすると治ってしまうものでしたので、特に通院せず症状が出たときは市販薬を使って症状を抑えていました。今になって思えば、この頃の症状はクローン病によるものだったのではないかと思います。

 

・発覚前に発生していた症状① 下痢

当時の私は学生で、たびたび飲み会に参加することがありました。しかし、いつの頃からか、アルコール度数の高めのお酒や揚げ物等の脂っこい料理を飲んだり食べたりした日の夜のお腹を下すという症状が現れるようになりました。はじめのころは食べ過ぎが原因かとも思っていたのですが、症状が現れる頻度が高くなるにつれ、飲み会からは足が遠のくようになっていました。

また、あまりに頻度が高かったため、病院に行き診察も受けたのですが、その時は「過敏性腸症候群」と診断されていました。

 

・発覚前に発生していた症状②発熱

さらに、当時の私はしょっちゅう熱を出していました。ほとんどの場合は微熱と呼べるような範囲であり、昔から体は強くなかったので、特に気にしていなかったのですが、今になって思えばクローン病の症状が出ていたのではないかと感じています。

 

・発覚前に発生していた症状③ 蕁麻疹(じんましん)

また、蕁麻疹(じんましん)が出ることも何度かありました。クローン病の症状として、蕁麻疹が出るというのはあまり聞きませんので、ひょっとしたら関係ない症状なのかもしれませんが、当時の私にはたびたび蕁麻疹が発生していました。特に栄養ドリンクを飲むと、ほとんど毎回のように発生していました。蕁麻疹自体は30分から1時間もすればおさまってしまっていたので、こちらも特に気にせず生活していました。

 

・発覚前に発生していた症状④ 味覚障害

なんどか味覚障害になったこともあります。匂いは感じることができるけれでも、全く味がわからないという症状です。何を食べても粘土のような感じになります。当時はこの症状は食生活の乱れからくるものだと考え、マルチビタミン・ミネラル等のサプリメントを摂るようにしました。

 

・発覚前に発生していた症状⑤ 痔

よくよく考えてみると、痔(痔ろう)にもなっていたと思います。ある日から下着に白っぽい、ちょっと変わった臭いのベタベタした汚れがつくようになりました。クローン病発覚後に判明したのですが、膿(うみ)でした。この症状に関しては当時も悩み、病院にかかる一歩手前まで行ったのですが、自然と症状がおさまってしまったため、結局病院にかかることはありませんでした。

 

まとめ

前兆とは書きましたが、結局クローン病の症状としてよく知られているような「下痢」や「発熱」、「痔」などの症状がクローン病と診断される1、2年前から発症したり、治まったりを繰り返しながら現れていたことが分かりました。クローン病の症状はこのようにしばらくすると治まってしまうことがあるため、病院にかかるタイミングを逃しやすいのかなとも思います。

また、病院にかかっても、クローン病大腸内視鏡検査でないとその診断が難しいとされています。私自身もはじめて病院で診察を受けた時点では、過敏性腸症候群と診断されました。現在、過敏性腸症候群と診断されている方で、その治療で症状が改善していかない方は是非大腸内視鏡検査を受けてみてください。

クローン病の基本

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こんにちは、クローン病歴10年のベテラン患者でもあるhigoxです。

今回はこのブログのテーマでもある「クローン病」の基本的な部分について書いていきたいと思います。

 

 

クローン病ってどんな病気?

クローン病は口からお尻までの全ての消化管の粘膜に部分的に炎症や潰瘍が発生する病気です。安倍首相も患っていることで知名度の高い潰瘍性大腸炎と同じ「炎症性腸疾患(IBDともいいます)」の一つです。1932年にアメリカでクローン先生によって報告されたため、クローン病といいます。よく勘違いされますが、クローン人間やクローン羊の「クローン」とは全くの別物です。また、感染したり、遺伝したりすることはありません。

 

クローン病の症状は?

自覚症状としては「腹痛」、「下痢」、「発熱」、「お尻の痛み(痔)」、「体重減少」、「全身のだるさ」、「食欲の低下」等があげられます。また、これらの症状は良くなったり、悪くなったりを繰り返しながら長い期間続くことになります。

また、炎症が激しい場合は腸閉塞や、消化管穿孔(腸に穴があくこと)が生じ、その場合は外科手術により腸の一部を取り除くことになることがあります。

 

クローン病の原因は?

クローン病の原因は諸説ありますが、現時点でははっきりと分かっていません。クローン病にかかりやすい体質に、さまざまな要素が加わることで発症すると言われています。この要素としては生活習慣や食習慣がよく挙げられます。

 

クローン病の発症

クローン病が発症する時期は10~30歳までの比較的若い世代が多く、中高年でほとんどないことが知られています。日本での患者数は年々増加しており、1976年には128人であったものが、現在では4万人以上と言われています。

 

クローン病の治療は?

クローン病は症状が良いとき(寛解期)と、悪いとき(活動期)を繰り返す病気であり、それぞれの時期に合わせた治療を行います。

まず、症状が悪いとき(活動期)は、その症状を取るための治療が行われます。ここでは炎症を抑えるためにステロイドプレドニンなど)を使用することもあります。また、さらに炎症がひどく、腸閉塞や、消化管穿孔(腸に穴があくこと)がみられる場合は、腸の一部をとりのぞく、外科的な治療が用いられることもあります。多くの場合、この期間は入院生活となります。

次に症状が良いとき(寛解期)はその状態を維持するための治療が行われます。その内容は食事療法と、薬物療法に分けられます。

食事療法は腸に刺激を与える食べ物を制限するという治療法です。一般的には低脂質・低残渣である食事が望ましいとされていますが、その内容は病状・病変部位により微妙に異なります。また、アレルギー反応を示さないアミノ酸からできている成分栄養剤(ドリンク)が用いられることもあります。

薬物療法としては、炎症を抑えるための5-ASA(ペンタサ、アサコールなど)、過剰な免疫反応を抑えるための免疫抑制剤(イムラン、アザニンなど)、免疫異常や炎症を引き起こしているTNFαやILの活動を抑えるための生物学的製剤(抗TNFα抗体製剤としてレミケード、ヒュミラ、ILの働きを弱めるものとしてステラーラ)が用いられます。

また、クローン病は日本では厚生労働省により特定疾患(いわゆる難病)に指定されており、申請を行い特定医療費受給者証を取得することで、一定額以上の医療費に対して補助を受けることができます。

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